テレビをつけても新聞を開いても、倒産、リストラ、赤字転落、など景気の悪い話ばかりで、悲観的に考えれば考えるほど気が滅入る一方です。
私の金融資産も過去3年間でみた場合、減ってはいないものの、まったく増えてもいません。
つまり、過去3年間の利益を全て吹き飛ばしたということです。(涙)
ただ、100年に一度の不況であっても永遠に不況が続くわけではありません。
ではいったいいつになったら終わるのか?
日本の象徴的な企業が破綻しないと終わらないと思います。仮にそんな企業が破綻しても世界的な不況が終わるとは思えませんが、ひとつの通過点として、象徴的な企業の破綻は避けられないかもしれません。
今年の企業倒産の特徴は、黒字倒産が多いことです。企業は、赤字だから破綻するわけではなくて、資金繰りが行き詰ったときに破綻します。赤字だろうがなんだろうが、キャッシュさえ回れば破綻などしません。
ではなぜ、黒字(利益が出ている)にもキャッシュが回らなくなるのか?
その原因の多くは、過大な債務(借金)です。特に、短期資金を銀行借入に頼っている企業ほど厳しい状況です。
企業は、Debt(借金)かEquity(資本)のどちらかで資金調達をします。その資金で設備投資をするなどして、ビジネスインフラを構築し、従業員を雇用し、そこからもたらされる利益を、資金の出し手に還元します。
従来の日本企業の特徴は、Debt(借金)で、(特に銀行借入で)資金調達をすることが主流でした。多くの企業が銀行からの借入で資金を調達しています。
資金調達を金融機関に依存している企業は、金融機関が今までどおり資金供給をしてくれれば問題ないのですが、今回のように金融危機が起こった場合、金融機関も貸し付け相手の事情を考慮する以前に自らの資金繰りに精一杯な状況となってしまいましたので、今までであれば問題なく貸し付けていた(ロールオーバーしていた)お金も貸し出しができない状況となってしまったわけです。
そうすると、資金調達が、金融機関からの借入に対する依存度が高い企業は資金繰りがつかず破綻してしまいます。
今年の8月以降、不動産セクターの企業破綻が多いのは、不動産セクターの多くの企業の資金調達が、銀行借入に依存したビジネスモデルなためです。
今後は不動産セクターにとどまらず、銀行借入の大きい企業の破綻が続くものと思われます。
冒頭に書いたように、日本の象徴的な企業が破綻は景気回復に向けての避けて通れない道だとすれば、その企業はどこなのか?
日本を代表する企業で、銀行借入が大きい会社は・・・。
あ、そういえば2年程まえに、1兆3,000億円借り入れて勝負に出た企業がありましたね。
今後のシナリオを考える上で、その企業の状況はひとつのメルクマークかもしれません。
日本の象徴的企業となるとトヨタ自動車かNTTあたりですかね・・・
そのあたりが潰れるとなるとさすがに日本でも大騒ぎになりそうですが、世界的な地位が低下している日本では国家自体の存亡も怪しいところですので、NTTが潰れるくらいはあってもおかしくないかもしれません。
投稿者:吊られた男 | 2008年12月17日 23:14
吊られた男 さん、こんにちわ。
さすがにトヨタ自動車は潤沢なキャッシュと無借金を理由に潰れないと思っております。むしろ、いつか株式を買ってみたい銘柄候補のひとつです。
私は、某ケータイ・キャリアが危ないかな・・・と。
投稿者:管理人 - (ひ) | 2008年12月18日 12:43