先々週は、以下の国・地域で政策金利の発表がありました。
9月13日(木)NZランド
9月13日(木)スイス
ニュージーランド準備銀行(RBA)は、現行のまま、8.25%で据え置くことを決定しました。
→ RBAのプレスリリース
RBAは中期的にインフレ率を平均1~3%の範囲に維持することが求められていますが、現在のニュージーランドのインフレ率(CPI)は、前年比1.0%の上昇となっており、「NON TRADABLES」のCPIは、前年比4.1%の上昇となっています。
ただ、RBAのボラード総裁は前回の理事会の際に、
と発言していることから、今後の利上げはしばらくなされないと思います。
また、為替市場では、原油が最高値を更新している影響で、NZドル(NZD)が、対米ドル、対円に対してとても高くなっています。
サブプライムローン問題を発端とした世界的な金融収縮懸念が長引いておりますが、概ね世界経済は順調との(個人的な)見方は変わりませんが、どちらかというと原油高の方が世界経済にとってのインパクトは非常に大きなものになると思われ、このまま原油高が続くようであれば、世界経済のメインシナリオの修正が必要になってくるかもしれません。
スイス国立銀行(SNB)にて四半期に一度の政策会合が開かれ、3ヶ月LIBOR の誘導目標レンジを0.25%引き上げました。結果、3ヶ月LIBOLの誘導目標レンジは2.25% - 3.25%(中央値の2.75%)となりました。
→ SNB プレスリリース
利上げは8四半期連続となります。事前の予測では、欧州中央銀行(ECB)に足並みを揃えて、連続して利上げしてきたスイスは今回、据え置くのではないか?との見方もかなり多かったようですが、結果的には0.25%の利上げを続行しました。
その結果、2年前には日本と同じ超低金利(0.75%)であったスイスですが、現在の政策金利は2.75%となり、日本が異常な低金利からの脱却に苦しんでいるのとは対照的です。
また SNB は、2009年のインフレ予想をこれまでの1.7%から1.8%に引き上げる一方で、2008年のインフレ予想は1.5%に据え置きました。
<参考エントリ>
・ 世界のインフレ率と政策金利の推移
・ アメリカの政策金利(時系列データ)
・ ユーロ圏の政策金利(時系列データ)
当ブログの政策金利は以下の数値を用いています。
※アメリカ・・・FFレート(Federal funds rate)
※カナダ・・・翌日物金利
※日本・・・無担保コール翌日物(O/N Call Rate Target)
※韓国・・・コールレート翌日物誘導目標
※中国・・・法定貸出金利
※香港・・・割引基準金利
※シンガポール・・・翌日物金利
※オーストラリア・・・キャッシュレート誘導目標(Cash Rate Target)
※NZランド・・・キャッシュレート(OCR:Official Cash Rate)
※ユーロ・・・定例オペ金利(Main refinancing operations Minimum bid rate)
※イギリス・・・市場貸出金利(Current Bank Rate)
※スイス・・・3ヶ月物市場金利(LIBOR)の誘導水準