先週は、主要な国・地域での政策金利の発表がありました。
7月4日(水) オーストラリア
7月5日(木) ユーロ圏(ECB)、イギリス
オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は、事前の予測どおり6.25%で据え置きを決定しました。
オーストラリアの政策金利は2006年11月に6.25%に引き上げられてから据え置かれています。
オーストラリア経済は引き続き堅調で、1年程度先を見れば追加利上げの必要性もあると思われますが、当面は6.25%の水準を維持するものと思われます。
→ RBAのプレスリリース
ユーロ圏の政策金利は、前回(6月)に3.75%から4.00%へ0.25%引き上げられましたが、今回は4.00%で据え置きとなりました。
一部では、利上げの可能性も示唆されていましたが基本的には9月(または10月)に0.25%の利上げが大方の予測で、年内には4.5%まで引き上げられると見られています。
年内の利上げ予測に関しては(ほぼ)間違いないものの、その時期が9月か10月かは判断が分かれるところです。欧州中央銀行のトリシェ総裁の声明でも、利上げ時期がある一定の決められたスケジュールに組み込まれることを避けようとしている雰囲気が読み取られます。
ただ、利上げトレンドに変更はなく、日銀の利上げペース(予測)を鑑みると、金利差はますます拡大し、円安ユーロ高がさらに進行しそうな気配です。
実際、先週末には対円で史上最高値となる168円台を突破して170円台を目指す動きとなっています。また、対米ドルでも本日史上最高値となる、1.37ドルの水準を越えました。
中・長期的には、米ドルよりもユーロの方がますます高くなると(個人的に)思いますので、海外投資(海外の株式等に投資するファンド)をする際の、ユーロ通貨比率を高めていきたいと思います。
→ ECBのプレスリリース
イギリスの中央銀行であるイングランド銀行(BOE)は、大方の予測どおり現行の5.50%から0.25%引き上げを決定し5.75%とすることを決定しました。
昨年8月以降5回目の利上げとなります。
ユーロ圏と同様にイギリス経済は順調で、インフレは短期的には低下する見通しとなっているものの、多くの企業が完全稼動に近い状態であり、物価圧力を示す経済指標の大半が依然として高止まりしています。
年内には、6.00%まで引き上げられると予測されます。為替に関しても対円で248円台を突破し、対米ドルでも昨日2ドルの水準を突破しました。
→ BOEのプレスリリース
当ブログの政策金利は以下の数値を用いています。
※アメリカ・・・FFレート(Federal funds rate)
※カナダ・・・翌日物金利
※日本・・・無担保コール翌日物(O/N Call Rate Target)
※韓国・・・コールレート翌日物誘導目標
※中国・・・法定貸出金利
※香港・・・割引基準金利
※シンガポール・・・翌日物金利
※オーストラリア・・・キャッシュレート誘導目標(Cash Rate Target)
※NZランド・・・キャッシュレート(OCR:Official Cash Rate)
※ユーロ・・・定例オペ金利(Main refinancing operations Minimum bid rate)
※イギリス・・・市場貸出金利(Current Bank Rate)
※スイス・・・3ヶ月物市場金利(LIBOR)の誘導水準