楽天証券で多くの海外ETF銘柄の取り扱いが開始され、世界分散投資の手段も多様化されてきました。それら海外ETFをどのように組み合わせて、先進国ポートフォリオをつくるのかを考えてみたいと思います。
ここでいう先進国ポートフォリオとは、MSCIがインデックス算出対象としている48ヶ国のうち、先進国(Developed Market)に区分されている23ヶ国全てに投資するポートフォリオのことを指しています。
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前回の先進国ポートフォリオのつくりかた その1では、MSCI KOKUSAI INDEX連動のファンドとTOPIX連動のファンドの最小限の組み合わせで構築するポートフォリオ(シンプルポートフォリオ)を考えてみました。
シンプルポートフォリオでは、広範囲な地域をカバーするMSCI KOKUSAI INDEX連動ファンドを組み込むことによって、よりシンプルなポートフォリオを構築し、シンプルさのメリットを享受できましたがシンプルさが故の柔軟性がスポイルされてしまいました。
今回は、MSCI KOKUSAI INDEX連動のファンドを3つの地域に分解をし、地域ごとに異なったファンドを保有するポートフォリオを考えてみます。ここではそれを地域別銘柄分散ポートフォリオと呼ぶことにします。
地域別銘柄分散ポートフォリオでは、MSCI KOKUSAI INDEX連動ファンドを、MSCI EUROPE INDEX連動ファンド、MSCI PACIFIC INDEX ex Japan連動ファンド、S&P500連動ファンドの3銘柄に分解します。
結果、この、地域別銘柄分散ポートフォリオは、
1.MSCI EUROPE INDEX 連動ファンド(ヨーロッパ地域)
2.MSCI PACIFIC INDEX ex Japan 連動ファンド(アジア・パシフィック地域※除く日本)
3.TOPIX 連動ファンド(日本)
4.S&P500 連動ファンド(アメリカ)
の、4つのファンドで構成されることになります。
(このポートフォリオではカナダが含まれませんが今は無視します。)
このように分解することによって、ヨーロッパ地域の比率を上げたければMSCI Europe Index連動ファンドを買い増しすればいいですし、日本の比率を下げたければTOPIX連動ファンドを売却すればいいことになります。
また、アメリカへの投資は米ドル建てで決済をし、ヨーロッパへの投資はユーロ建てで決済をする、ということも可能になります。
地域別銘柄分散ポートフォリオでの最大のメリットは、地域ごとに別々のファンドを保有することにより、地域単位で投資比率や決済通貨を自由に変更(調整)できることです。
もちろん、地域別銘柄分散ポートフォリオにもデメリット(弱点)はあります。
最大のデメリットは、保有コストがとても安価なETF銘柄をベースに、地域別銘柄分散ポートフォリオを組もうとすると、MSCIインデックスの構成比率(投資比率)を維持することが非常に困難だと言うことです。
地域内(銘柄内)での投資比率は、MSCIインデックスのそれと同じに保てますが、ヨーロッパ地域に対するアメリカの割合だとか、地域ごとの(つまりポートフォリオ全体での)投資比率をMSCIインデックスと同様に保つことはとても困難です。
ポートフォリオ全体の金額が大きければ大きいほど、MSCIインデックスの投資比率により近い形で保有することが可能ですが、ポートフォリオ全体の金額が小さいと、ETF銘柄ベースの地域別銘柄分散ポートフォリオは組めません。
あー困った。
さらに、地域を分散したところで今後どこの地域が伸びるのかなんぞわからん、だからこそ世界全体を網羅したポートフォリオを持つことが最良なので地域別に銘柄を分散をして保有するメリットはない、との意見もあるかもしれません。
ということで、これらの問題に対する解決策に関しては次回エントリしたいと思います。
地域別に分解したポートフォリオですか。
各地域への投資比率を自由に設定できるのはいいアイディアですね。
sitaraはどの地域が伸びるかとかの正確な予測は不可能という立場なので、この分解ポートフォリオでどうやってうまく運用するのかがとても気になります。
次回のエントリ期待しています。
投稿者:sitara | 2007年05月22日 08:03
私自身もどの地域が伸びるかとの予測は不可能です。たまたま当たるときもありますが、あくまで「たまたま」ですね。
なので、ある程度機械的に分解ポートフォリオを運用する方法についてエントリしてみます。また、ご意見頂ければと思います。
投稿者:管理人 - (ひ) | 2007年05月22日 09:42