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「運用にかける時間 - そもそも運用すべきか? -」

2007年05月07日( http://blog.ontheroad.jp/2007/05/post_86.html )



運用にどれほど時間を割くことが利にかなっているのでしょうか?生産性の観点から観察してみます。このエントリでは、運用の目的が絶対収益を求めることであって、趣味などで運用をする場合にはあてはまりません。


ほとんどの場合、収入の大部分は労働による対価(給与)が占めていると思います。まず初めに労働の時間給を計算してみます。

1日8時間労働で月間22日働くと月に176時間働くことになります。仮にその対価として(手取り)35万円を受け取っているとすると時間給は、約1,988円となります。

一方、運用収益をあげるために毎平日に1時間の時間を費やすとしましょう。つまり、週末を除いて月間22時間(=1時間×22日)を運用のために費やしているとします。

運用に費やしている時間(22時間/月)を正当化するためには、運用で毎月43,736円(=22時間×1,988円/時間)の(税引後)収益をあげなければいけません。

それでは、毎月43,736円の運用収益をあげるためにはどの程度の運用元本と利回りが必要なのでしょうか?

年10%の運用であれば、元本525万円程度が必要。
年8%の運用であれば、元本656万円程度が必要。
年6%の運用であれば、元本875万円程度が必要。
年4%の運用であれば、元本1,312万円程度が必要。
年2%の運用であれば、元本2,624万円程度が必要。
※ここでは税金や運用コストは考慮していません

例えば、年6%の運用が現実的な場合は元本が875万円以上あれば、月間22時間を運用のために時間を費やすことは利にかなっていると言えます。逆に元本が875万円に満たない、もしくは年6%で運用できない場合は、労働による時間給を上げる(給与を上げる)こと、もしくは運用に割いている時間を労働にあてることが利にかなっているといえるのではないでしょうか?

給与だろうが運用だろうが絶対収益を求めるのであれば、そもそも運用をする、という戦略自体が間違っている場合もあるかもしれません。

特に若い人であればあるほど、自らの能力を高める余地は多分にあると思います。終身雇用制度や年功序列が過去のものとなりつつある(なっている?)現代において、自らの価値を高める戦略に時間を割くことも一考だと思います。




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