今年に入って、一時122円/米ドルまで、円安が進んだ為替はチャイナショックによって一気に115円代まで下げました。
ここ数日は、115円代から117円代で推移しており、とりあえず、目先115円を割り込むことはなさそうです。
今回円高に振れた背景には、ヘッジファンドによる円キャリー取引解消の動きがありますが、円キャリー取引をしている最大のプレイヤーは、ヘッジファンドではなくて、日本国政府自身(日銀)です。ヘッジファンドによる円売り圧力はせいぜい2兆円/日くらいだと思いますが、日銀のボリュームは20兆円を超えます。
その資金で円を買い支えればヘッジファンドの円キャリーの巻き戻しなど問題ではありません。昔も今も円キャリー取引の最大のプレーヤーは日銀であるということを忘れてはいけません。
では、今の為替は安いのか?高いのか?
正直、それはよくわかりません・・・
ただ、購買力平価的に考えると円は超がつくほど安すぎると思います。
ここ数年で何度かロンドンに行きましたが、いつも感じることはホテル代が高すぎるということです。ちょっといいホテルに泊まれば一泊7~8万円程度しますし、ホテルでの朝食代も8,000円~1万円程度かかります。
そんな状況などを考えると、日本円は80円/米ドル~90円/米ドルくらいでないとつじつまが合いません。
そこまでいかなくとも100円/米ドルくらいは十分にありえると思います。
つまり、今の為替水準は異常に安すぎるということです。
だからといって長期(超長期的)にも円安トレンドかといわれると・・・
本当に為替ほどわからないものはありません。