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債券
非常に地味な金融商品でありますが、その仕組みはなかなかどうして、金融工学チックで知的なにおいがプンプンします。(オイラだけ?) |
10年物個人向け国債が短期金融商品??
先日の記事「日銀利上げ決定 - 短期金利0.50%へ」に「10年物個人向け国債は、短期金融商品なので・・・」であると書いたところ、新幹線さんからコメントを頂きました。
>10年個人向け国債が短期金融商品?10年国債に利率が連動する以上、
>長期金利連動金融商品ではないのでしょうか…
短期金融商品という書き方が悪かったかもしれません。まぁ短期金融商品と長期金融商品の定義がよくわかりませんので、私は短期金融商品と書いたのですが・・・。
確かに短期債=短期金融商品ではないかもしれませんね。誤解を招いてしまいました。すいません。m(_ _)m
正確にいいますと「10年物個人向け国債は短期債の集合体です」が正確な言い方かもしれません。10年満期なのに短期債(の集合体)?とつっこまれるかもしれませんが・・・。
勘違いされる方が多いようなのでご説明します。
満期期間がどうであれ、長期金利に基づいて金利が決定されようが、長期債、短期債の区別は利率が見直される頻度で判断しなければいけません。
10年物個人向け国債は半年に1度利率が見直されるので短期債となります。つまり、半年事に利率の見直される満期までの期間が長い債権(10年物個人向け国債など)は、一見長期債に見えますが、結局のところ短期債(の集合体)です。
よって、半年事に利率が見直される10年物個人向け国債は短期債(の集合体)として考えなくてはいけません。
逆にこの国債を発行している日本国政府は短期調達をしているということになります。
例えば、不動産を購入する際に変動金利で住宅ローンを組んだ場合、期間が30年だろうが35年だろうが、このローン(債務)は短期借入の集合体です。短期借入を半年事にロールオーバー(借り替え)していることと同じです。
つまり(デュレーションを考えるときは特に)短期借入として考える必要があるということです。
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コメント (2)
余計なこととは思いつつ・・・補足です^^;
金利物商品での運用を考える場合、セオリーとして金利上昇局面では長期調達短期運用が、金利下落局面では短期調達長期運用が基本となります。
長期、短期の見方を間違えると正しい(金利物商品での)運用(と調達)ができません。
その区別の仕方が、満期期間ではなく金利の見直し頻度ということになります。
今の日本経済は金利上昇局面であるにも関わらず、10年物個人向け国債を長期金利物だと認識していると、投資対象からはずれてしまいますし、35年変動金利の住宅ローンを長期物だと思っていると、これもまた間違えて判断してしまうことになってしまうでしょう。
余計なことと思いつつ・・・補足でした
投稿者:管理人 - (ひ) | 2007年03月22日 15:12
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ご解答有難うございました。この場合の「短期」というのは「金利の見直し頻度」ということですね。納得しました。
投稿者:新幹線 | 2007年03月22日 14:45