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普通預金/定期預金
やっぱり運用(投資)の基本は、短期金利です。預金だからといってバカにしてはいけません。世界には8%の利息がつく国もあります。やっぱり、(実質)元本が保証されることは安心ですね♪ |
イーバンク銀行 - 為替手数料が安い!・・けど。。。
インターネット専業のイーバンク銀行が昨年末に外貨預金の取り扱いを開始し、為替手数料は、米ドル10銭、ユーロ10銭、オーストラリアドル30銭と業界最安だそうです。また、現在はキャンペーン金利で普通預金金利が他行に比べて非常に高くなっています。
しかしながら、この為替手数料の安さに飛びついてはいけません。確かに為替手数料の安さは非常に魅力的ですが、そもそも外貨預金は最悪の金融商品です。(と思っています。)
その理由は税制にあります。一般的には、税金というものは所得があった場合に、その所得の何割かを税金で納める、と理解されているのではないでしょうか?
しかし外貨預金では、損失が発生しても税金を徴収される場合があります。(だから最悪だと思っているのですが。)
具体的にみてみましょう。例えば、1米ドル120円のときに120万円分(1万米ドル)の外貨預金をしたとします。金利は仮に5.00%。
1年後には利息で500米ドルもらえます。元本と合わせて1万500米ドルが手元に残ります。まだ税金のことは考えません。
次に、外貨預金ですから為替変動を考慮します。1年後に為替レートが1米ドル110円に下がったとすると、1万500米ドルは115万5,000円となりますから、利息の受け取り分を含めても4万5,000円の損失となります。
ここまでは、為替リスクをとってみたものの損失が発生した、というだけで特におかしなことはありません。
しかし、外貨預金が最悪なのはここからで、トータルで損失(4万5,000円)が発生したにも関わらず、利息として受け取った500米ドル(5万5,000円)からは20%の税金(1万1,000円)を徴収されます。
つまり、利息収入と為替損益を含め全体では4万5,000円の損失であるにも関わらず、利息の5万5,000円からは問答無用で20%の税金(11,000円)を徴収され、損失が5万6,000円に膨らみます。
なんか損失が発生しているのに税金を納めるのはおかしいと思いませんか?
税務の専門家の中には、所得には種類があって、利息収入と為替損益の所得はそもそも所得の区分が違うから・・・別におかしなことはない・・・などの寝ぼけたことを言う人がいますけどね。。。
そうはいっても、外貨に直接投資がしたいという場合もあると思います。そのときには、外貨MMFを利用します。外貨MMFの税制では利息収入と為替損益を通算して税金が徴収されます。つまり、上記のように、為替で損をしたためにトータルで損失を被った場合には税金は一切かかりません。
一般に、為替手数料も外貨MMFの方が断然安いですから、外貨預金をするくらいなら迷わず外貨MMFをオススメします。
【2007.03.22 追記】
上記、外貨MMFの税制について間違っていましたのでお詫びをして訂正します。m(_ _)m
外貨MMFの利息収入(正確には配当収入)は、20%の源泉分離課税となるそうです。なお、外貨MMFの為替差益に関しては非課税ですから外貨預金よりも有利なことに変わりはありません。
なお、為替差損は外貨MMFの配当収入も含めどんな所得とも損益通算ができません。
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コメント (4)
>しかし外貨預金では、損失が発生しても税金を徴収される場合があります。(だから最悪だと思っているのですが。)
損になる場合は円転しなければいいだけです。
(繰り返しになりますが、外貨ベースで見れば損失は発生していません。課税は外貨の収益に対して外貨で発生しています。)
外貨預金について誤解があるようですが、定期預金の場合でも
普通は、満期になっても自動的に円転されるわけではありません。
これが、損になってるのに課税されるのはおかしいという
変な誤解の元です。
外貨の利息分は確実に増えています。
従って為替レートの損益分岐点は確実に下がりますから
高金利通貨なら数年も待てば、それなりの益がでるでしょう。
実は差損は雑損控除が可能なのですが、そんな事とは関係なく
損になるのがわかってるのに、わざわざ円転する人がいるのでしょうか?
そもそも、外貨預金(外貨FFMも)為替リスクがあるのは最初からわかっているのですから、損になってる時点でも解約しなければいけなような余裕のない資金を投入してる事自体が間違いです。
ちなみにイーバンクやソニー銀行の外貨預金は証券会社で扱ってる外貨MMFより為替手数料は安いですよ。
外貨預金は普通のサラリーマンならMMFとは違い他の雑所得とあわせて20万以内の為替差益なら非課税ですので、むしろ得に
なるでしょう。
投稿者:あやや | 2007年03月21日 20:09
あややさん、はじめまして&コメントありがとうございます。
資産管理をする場合には常に時価評価することがとても大切だと思います。反対売買をしなければ損益は顕在化しませんが、含み損も「その時点では」(実質的な)損失として認識しなければいけません。
また、その時価評価は円建てでが前提です。
外貨建て資産だからとの理由で外貨建てで評価するのであれば、そもそも為替リスクなどないことになってしまいませんか?
つまり、円建てで時価評価をしないと、その資産での運用がうまくいっているのかいっていないのかすらよくわからなくなってしまいます。
反対売買をしなければ損失が顕在化しないのも事実ですが、あややさんのおっしゃるとおり、
>高金利通貨なら数年も待てば、それなりの益がでるでしょう
であれば何も反対売買をする必要はないかもしれません。しかし、その読みとは反対の方向に振れたとき、いわゆる「塩漬け」になってしまうかもしれませんよ ;-)
投稿者:管理人 - (ひ) | 2007年03月22日 10:58
あややさんからコメントを頂いて、改めて外貨MMFの税制について見てみました。
結果、エントリの内容に間違いがありましたのでお詫びしてエントリを訂正させていただきますm(_ _)m
#エントリの結論(外貨預金は最悪)に関して変更はありません。
訂正のきっかけをあたえてくれたあややさん、ありがとうございました。m(_ _)m
投稿者:管理人 - (ひ) | 2007年03月22日 14:08
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>なんか損失が発生しているのに税金を納めるのはおかしいと思いませんか?
前提条件が間違っています。
そもそも、
利息込みで1万500米ドル受け取った時点で損失は発生していません。
この時点で円に換金しなければ、元金の1万米ドルは
1万500米ドルに増えているのですから。
増えた500ドルの利息に対し税金を取られるのは当然です。
なお取られるのは100ドルであって、11,000円ではありません。
もちろんドルのままでは納税できませんから円に換金後に
収められるわけですが、これは実は同じようでいて意味としては全く違います。
続く
投稿者:あやや | 2007年03月21日 19:42